アーキペラゴゼミ 豊島編

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アーキペラゴゼミ 豊島編

12/3(土)、年内最後の豊島ゼミです *終了しました 

2016年11月21日


早くも2016年最後の豊島ゼミです。
有害産業廃棄物処理の完了予定 2017年3月以降、
県の施設は順次撤去されます。
今なら中間処理・梱包保管施設で、県が作成したビデオをみて、
窓から掘削現場を眺めることができます。

住民のてづくり「こころの資料館」も3月以降は撤去の対象です。
ここに「剥ぎ取り」とよばれる展示物があります。

   「18mの高さに積まれておった廃棄物に穴を掘って、
    壁面を作りました。
    その壁面へ樹脂糊を吹きつけたんです。
    吹きつけて、はりついたものを剥ぎ取った。
    ですからこれは剥ぎ取りという標本です。
    豊島の産廃そのものです。

    剥ぎ取りを作るのに970万円かかりました。
    970万の金なかったんです。住民会議に金がのうて
    ーそんなもん作らんでもいいやないか
    ー作ったってしょうがないだけやないか
    という声があったんですけど、これは
    ー語り継いでいくためには必要じゃないか
    ー原爆ドームとおなしじゃないか
    それで作ろうやと言うことになって、一生懸命作りました」

住民運動を率いたリーダーのお一人、砂川三男さんの言葉です。

いま豊島ゼミの講師は、長老たちの意思を継ぐ石井とおるさんです。
豊島事件から私たちは何を学び得たのか。
豊島事件とは何だったのか。
廃棄物処理の現場を実際に見て、
住民運動のリーダーのお一人から話を聞きます。

(Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)

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次回の豊島ゼミ

実施日 : 2016年 12月 3日(土)
参加費 : 2,000円 (全て住民会議経費:資料代、バス代、ガイド料)
時 間 : 集合 10:30 豊島交流センター 
     解散 12:30 同上

※ 集合時間を変更しました2016-11-30。高松発の高速艇、時間が変わります。
※ 高松-豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
※ 豊島に前泊ならこちらをご覧ください。
      
■お申込方法■
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・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
・当日移動の場合、どの港から?
------------------------------------------------------------
を明記の上
12月 1日(木)までに
◎NPO法人アーキペラゴ 
TEL:087-813-1001
Mail:info@archipelago.or.jp 
もしくはお申し込みフォームよりご連絡ください。


概要
http://www.archipelago.or.jp/outline/teshima-seminar.html



豊島へ行こう! 80年の屋敷で収穫ミニ体験も *終了しました

2016年11月04日


高松港から高速艇で35分、豊島(てしま/瀬戸内海)へ行きましょう。
今回は高松から直行便のチャーター船でご案内します。

写真の看板は「清水があなたを待っている」
“Shimizu” is waiting for you.
豊島中学校の生徒会が2015年に作成したものです。
グラウンドで部活に励む子たちが、自転車で走り抜ける私に
「こんにちはー!」と元気な声をかけてくれました。
以来、ジャージ姿の中学生とすれ違う時のあいさつが楽しみです。

豊島の小学校と中学校は、2016年から併設校になりました。
中学校が小学校の敷地にお引っ越し。
島の人口は約900人、だれもが顔見知りの島です。

瀬戸内国際芸術祭で、観光客が押し寄せた今年、
ガイドブックでは案内しきれない豊島。
魅力は、豊島に暮らす人々との出会いにあります。
豊島に生まれ育ち、家族が食べる米と野菜を作り、家庭を営み、
島の未来へつなぐ暮らしが息づいています。

それは、特別な暮らしではなかったのに
豊島に有害産業廃棄物が持ち込まれるようになって激変しました。
ゴミはどこからきたのでしょう。
そのゴミはどうなったのでしょう。
11/12(土)、
豊島事件を小学生と大人で一緒に考えるイベントを企画しました。
住民運動を率いたリーダーのお一人の屋敷で、収穫のミニ体験もしましょう。
80年以上、農業が営まれてきた土地です。
米をつくり、野菜を育て、果樹を植えた暮らしが未来も続くように。

Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ

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豊島ゼミ 親子編

日程●2016年11月12日(土)
時間●8:00集合(県営高松桟橋)~16:00解散(県営高松桟橋)

参加費無料
くわしくはこちら 
申し込みは専用ページから 





10/29(土)午後、豊島ゼミ開講します *終了しました

2016年10月15日


10月は最終週の土曜日午後に豊島ゼミを開講します。
30日は棚田の収穫祭。
瀬戸内国際芸術祭の秋会期中なので、
帰りの船を気にせず豊島に1泊したいところです。

2017年3月の完了予定を前に、9月に続いて新たな廃棄物が見つかりました。
県議会の冒頭で香川県知事が話しているところが、夕方のテレビで放映されました。
産廃処理の様子はどのようになっているか、実際に見て
住民運動のリーダーのお一人から話を聞く豊島ゼミです。

(Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)

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次回の豊島ゼミ

実施日 : 2016年 10月29日(土)
参加費 : 2,000円 (全て住民会議経費:資料代、バス代、ガイド料)
時 間 : 集合 13:00 豊島交流センター 
     解散 15:00 同上

※ 高松-豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
※ 豊島に前泊ならこちらをご覧ください。
      
■お申込方法■
------------------------------------------------------------
・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
・当日移動の場合、どの港から?
------------------------------------------------------------
を明記の上
10月 27日(木)までに
◎NPO法人アーキペラゴ 
TEL:087-813-1001
Mail:info@archipelago.or.jp 
もしくはお申し込みフォームよりご連絡ください。


概要
http://www.archipelago.or.jp/outline/teshima-seminar.html



10/4(火)午後、豊島ゼミ開講します *終了しました

2016年09月19日


前回の豊島ゼミは、15年ぶりに産廃現場を訪れたという方が
参加されました。
当時のアルバムをみせてもらいました(写真上)。
産業廃棄物不法投棄の現場が、空き地のようにみえます。

1990年、兵庫県警の摘発後、豊島で大変なことが起きているらしいと、
ここへ確かめに来る人が増え、豊島住民を支援する輪が高松から広がりました。
「足元がぶよぶよして、煙がでて熱かった」
「とにかく臭かった」と、支援に尽力した人たちから
私は当時の様子を聞いていました。



摘発で廃棄物の持ち込みは止まったものの、
豊島住民が廃棄物の処理と県の謝罪を求めたたたかいの間、
現場は写真のようになっていたのです。

2003年から廃棄物の処理が始まり、2017年3月の完了予定をめざして
「掘削は9月に終える」と今回の豊島ゼミで聞きました。
講師の石井亨さんによると、廃棄物処理が進み
「地形がイメージできるくらいになってきた」と言います。

廃棄物の処理が終わり、撤去が完了したら、ここはどうなるのでしょう。
撤去が完了するとは、どういうことでしょうか。
世界に類のない完全無害化処理、そして現状回復。
豊島住民が成しえたことを、当事者から聞く豊島ゼミ、
10月は火曜日の午後に開催します。



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次回の豊島ゼミ

実施日 : 2016年 10月4 日(火)
参加費 : 2,000円 (全て住民会議経費:資料代、バス代、ガイド料)
時 間 : 集合 13:50 豊島交流センター 
     解散 16:00 同上

※ 火曜日は豊島美術館などが休館のため、高松ー豊島の高速艇のダイヤが変わります。
  【行き】
  高松港発 13:05の高速艇が便利です。宇野港発 13:25の高速艇があります。
  土庄港からご参加の場合、集合時間は調整します。
※ 【帰り】
  家浦港 17:20発→高松港 17:55着
  家浦港 16:25発→宇野港 16:50着
  家浦港 17:55発→土庄港 18:30着
※ 事情により講師が代わる場合もありますことをご了承ください。

※ 高松-豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。

※ 豊島に前泊ならこちらをご覧ください。されたい方は民泊がおすすめです。

       
■お申込方法■
------------------------------------------------------------
・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
・当日移動の場合、どの港から?
------------------------------------------------------------
を明記の上
10月 2日(日)までに
◎NPO法人アーキペラゴ 
TEL:087-813-1001
Mail:info@archipelago.or.jp 
もしくはお申し込みフォームよりご連絡ください。

*募集締切を延長しました…2016-9-30

概要
http://www.archipelago.or.jp/outline/teshima-seminar.html



当事者から豊島事件を聞く 9/10(土) *終了しました

2016年09月04日


「水ヶ浦でようく遊んだで。
砂浜があって、いちじくの木があって、友達が
“みっちゃん、いちじく食うてまっちょれ”というくらい、
登って採るような大きな木だったな。

家は3~4軒、豚小屋がぎょうさんあった。
日用品の店しよったと聞くけど、もう人はおらなんだな。
船が潮待ちするので集まってきて買うんじゃと、聞いたことがある」


豊島事件の現場は、島の西端に位置する水ヶ浦と呼ばれるところです。
住民運動を率いたリーダーの一人、砂川三男さん(88)は
その近くに住んでいました(上記写真)。
昭和10年前後、砂川少年の頃、水ヶ浦は
きれいな弓型の砂浜だったそうです。


「豊島事件の問題を起こした人の親が、ここの砂をとって大阪へ売りました。
ガラスの原料になったんです。
私が子どもの頃、もっこで担いで10トンか20トンの木船へ積んで
大阪へ運びよったから、この海岸が後退するのがわかりにくかったですけど、
のちに機械化してどんどん採ったもんですから、
この海岸が昭和41年には140メーター(m)後退しました。
いわゆる海岸の砂が無くなってしもうたんです」

豊島事件の発端は1975年。
なにが起こって、豊島住民はどうたたかってきたか。
そして、この土地は今どうなっているか。
ぜひ見て、当事者から聞いていただきたいので、
来年の3月まで毎月豊島ゼミを開講します。

講師は、住民運動を率いた長老の意思を継ぐ一人、
石井亨さんです。



「未来の森」
~豊島事件から地方議会へ この国の姿が見えてきた~
2007年刊
発行:農事組合法人てしまむら
著者:石井とおる

アーキペラゴ、ルビー商會で購入できます。

(Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)

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次回の豊島ゼミ

実施日 : 2016年 9月10日(土)
参加費 : 2,000円 (全て住民会議経費:資料代、バス代、ガイド料)
時 間 : 集合 9:40 豊島交流センター 
     解散 12:30 同上

※ 【豊島行き】
  高松発 9:02→家浦着9:37
  宇野発 8:40→家浦発9:05
  土庄発 8:40→家浦発9:30
※ 【帰り】
  家浦発 15:10、17:20→高松着15:14、17:55
  家浦発 12:30、16:25→宇野発12:55、16:50 ほか
  家浦発 13:50、16:05→土庄着14:25、16:54 ほか

※ 事情により講師が代わる場合もありますことをご了承ください。

※ 高松-豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。

※ 豊島に前泊ならこちらをご覧ください。されたい方は民泊がおすすめです。

       
■お申込方法■
------------------------------------------------------------
・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
・当日移動の場合、どの港から?
------------------------------------------------------------
を明記の上
9月 8日(木)までに
◎NPO法人アーキペラゴ 
TEL:087-813-1001
Mail:info@archipelago.or.jp 
もしくはお申し込みフォームよりご連絡ください。


概要
http://www.archipelago.or.jp/outline/teshima-seminar.html