アーキペラゴゼミ 豊島編

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アーキペラゴゼミ 豊島編

手書き地図を片手に「豊島へ行こう」

2015年10月19日


豊島(てしま/瀬戸内海)の家浦港に着いて、左手に歩いていくと
ソテツの日陰にほっとする、秋晴れが続く10月。

ソテツは、豊島の甲生(こう)地区にある片山家の祖先が、
200年ほど前に沖縄から持ち帰ったと言い伝えられています。
その片山邸には、香川県の指定天然記念物のソテツがあります。

「豊島へ行こう」という地図にも、県下有数の巨木であるそのソテツが
描かれています。




豊島の見どころ満載の手書き地図に、ドクロマーク。
ここは、有害産業廃棄物が大量に不法投棄された問題の場所です。

   「廃棄物を定期のフェリーで1回か2回積んできとったんですけれど、   
    県が有価物だ、原料だとおすみつけをしたもんですから
    (首謀者は)大きなフェリーの中古を購入して、山盛りのトラックで
    いっきに持ちこんで、どんどん運んでくるようになったんです」
   (豊島ゼミ/廃棄物対策豊島住民会議の元議長 砂川三男さんの話から)

いつ? どこで? なにがあったの? 

この地図は団体「豊島は私たちの問題ネットワーク」の許可を得て掲載しています。
豊島の有害産業廃棄物不法投棄事件が社会問題となり、
住民運動を島の外から支援する同団体が、1997年ごろ作成した地図です。

いま現場では、廃棄物等の処理が全体の85%まで進み、
住民と県が公害調停で合意した産廃排出期限もせまっています。

豊島ゼミでは現場を視察して、住民運動の当事者から話を聞きます。
講師は廃棄物対策豊島住民会議のリーダーのひとり、石井亨さんです。



石井さんの著書「未来の森」2007年刊。
「豊島事件から地方議会へ この国の姿が見えてきた」

発行:農事組合法人てしまむら
著者:石井とおる

サヌキス、ルビー商會で購入できます。

(Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)

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次回の豊島ゼミ

実施日 :2015年10月24日(土)
参加費 : 2,000円 (全て住民会議経費:資料代、バス代、ガイド料)
時 間 : 集合 10:00 豊島家浦の交流センター 
     解散 12:30 同上

※ 高松港発9:07の高速艇が便利です。宇野港からの直近の便は9:05着になりますので、
  家浦港の豊島交流センター等でお待ちください。
※ 帰路は家浦港 15:10発→高松港16:00着、家浦港17:20発→高松港17:55着もあります。
※ 豊島へのアクセス詳細はこちらをご参考にどうぞ。
※ 豊島に前泊されたい方は民泊がおすすめです。

    
■お申込方法■
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・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
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を明記の上
10月 22日(木)までに
◎NPO法人アーキペラゴ 
TEL:087-813-1001 
Mail:info@archipelago.or.jp 
もしくはお申し込みフォームより
ご連絡ください。


概要
http://www.archipelago.or.jp/outline/teshima-seminar.html