アーキペラゴゼミ 豊島編

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アーキペラゴゼミ 豊島編

2017年4月22日(土)豊島の『ごみ』はどうなった?『自然』との生活ってどんなもの?

2017年03月29日

間もなく一区切りがつく豊島のごみの問題。
これから島はどんな風になっていくのかをみんなで考えよう。



産業廃棄物が、あと数日で豊島から全て搬出されます。

産廃搬出完了は、もとの島に戻るための大きな1歩。

大きな節目を迎えた豊島。
これから島がどんな風になっていくのか、島の農業や自然を体験しながら一緒に考えましょう。




開催日2017年4月22日(土)※荒天延期
時間8:00集合(県営高松桟橋)~17:00解散(県営高松桟橋)
募集人数25名(3歳以上のお子さまと保護者)
参加費大人(高校生以上)2000円 ※高松⇄豊島往復船代
お子さま無料
主催・お問合せNPO法人アーキペラゴ
〒760-0051 香川県高松市南新町4-9 2F
TEL: 087-813-1001/FAX: 087-813-1002
共催日本NPOセンター
協力四国EPO
協賛東京海上日動火災保険株式会社
後援環境省

スケジュール

08:00集合(県営高松桟橋)
08:30高松港 出港(海上タクシーで移動)
09:20豊島家浦港 着
10:00産業廃棄物処理施設跡 見学
11:30産業廃棄物処理施設跡 見学終了
11:45『砂じいの郷』 着
12:00農業体験プログラム スタート
◆砂じいの郷の収穫物でお昼ご飯をつくろう
◆田植え体験
◆たけのこ掘り体験
※収穫する農作物の量は天候などによって左右される場合があります。
※収穫したたけのこはお持ち帰りいただけます。
※お飲み物は各自ご準備ください。
15:30農業体験プログラム 終了
16:20豊島家浦港 出港(海上タクシーで移動)
17:00高松港 着~解散

持ち物

  • 手袋(農作業用)
  • タオル(汗ふき&泥ふきなどに2枚程度)
  • 飲み物(水筒が望ましい)
  • 酔い止め(船酔いしやすい方は特にご注意ください)
  • 天候対策グッズ(日よけ・雨具など)

服装

  • 動きやすい服装(長袖・長ズボンの着用をお勧めします)
  • スニーカーもしくは長靴(小さいお子は田植えの際には裸足の方が動きやすいかもしれません)

※都合により終了時間は前後する場合がございます。
※プログラム中に撮影したお写真やアンケート内容を東京海上日動火災保険株式会社、またはアーキペラゴのホームページなどに掲載することがあります。ご了承いただけない場合はスタッフへご連絡ください。

高松県営桟橋のりば


お申し込み方法

終了致しました。


搬出完了直前、産廃処理現場をみてきました

2017年03月25日


豊島から高松へ帰る高速艇から、産廃処理現場を見ると西日が当たっていました。
3月18日の豊島ゼミは、有害産業廃棄物の搬出完了直前とあって
輸送トラックがつぎつぎと中間処理・梱包施設を出たり入ったりしていました。
中間処理した廃棄物をつみ、フェリーで直島へ運ぶのです。

建物の2階から掘削現場をみると、そこは整然とした発掘調査現場のようです。





住民てづくりの資料館「こころの資料館」から、『はぎ取り』がなくなっていました。
汚染濃度の高い有害物質を含むため、処理の対象とは聞いていました。
「語りつぐために必要じゃないか」と、豊島住民が保管した不法投棄の証拠です。
有害産業廃棄物の不法投棄断面に樹脂のりを吹き付けて、現場をそのまま見せる「はぎ取り」。
当時、廃棄物対策豊島住民会議(住民会議)には資金がすくなくて、
はぎ取り作成反対の声もあった中、語り継ぐために地球環境基金の助成を得て作りました。



「こころの資料館」で語られる豊島事件。
エピソードの一つに、不法投棄されたドラム缶を排出企業が撤去するというくだりがあります。
撤去を完了した排出企業の社長が
「(会社のイメージが悪くなるから)ドラム缶の写真をのけてください」と、住民会議に頼んできます。
当時、住民会議の議長を務めていた砂川三男さんは
「いや、のけません。のけん代わりに私は、良心的な会社であったということは視察者には伝えましょう」と返事をします。
そのエピソードを今、砂川さんとともにリーダーを務めた石井亨さんが語ります。

4月以降、豊島ゼミは形を変えて継続していきます。
またお知らせします。ぜひ、おつきあいください。
(Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)



Reprot【リビングアート in 檀山】

2017年03月24日


くらしを考えるアート体験、【リビングアート in 檀山】のレポートです。
午後から日差しが見え、ため池に景色が反転。左手奥に「さいごの家」が見えます。



10時に家浦の交流センターに集合して、豊島1周からスタート。
甲生(こう)地区から檀山をながめ、潤沢な水をたたえた檀山の構造と石について
今日の講師、石井亨さんから聞きました。
続いて、 唐櫃(からと)地区にある清水。湧水をくんで、今日のお茶にします。
檀山山頂にある岡崎公園から、高松側を眺めました。



檀山の山頂にある「さいごの家」が今日の会場です。
戦後の国策であった檀山開拓の話を、ここに暮らした石井さんが語ります。
昨年夏に行われたリビングアートの様子を、企画協力者の橋爪さんが紹介。
いまの風景と昨年の様子をみながら、さらに開拓当時のくらしへ各々のまなざしを重ねます。

昼食は島のおかあさんがご厚意で作ってくださいました。
郷土料理の黒豆ごはんとごう汁。豊島でとれた野菜のサラダ4種、そしてケーキ。
おいしくて、おかわりをしながら会話がはずみます。

午後は開拓の斜面を歩いて、開墾した土地の広さや檀山の形状を見ました。
大王松とまつぼっくりが、あまりにも大きいのでびっくりです。
ぽつりぽつり、それぞれに感じたことを話し、ときに静かに眺める。
そんな特別なひとときを共有しました。

次回のご案内は、このブログに書きます。
(Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)





3/18(土)、豊島ゼミ *終了しました

2017年03月05日


週末、高松から豊島へ向かう高速艇はほぼ満席。
春の観光シーズンがはじまろうとしています。
有害産業廃棄物処理の搬出完了期限を目前に控え、報道で豊島事件を目にする機会も増えました。
3月中は現場視察ができます。
4月以降の現場立ち入りはどうなるかわかりません。
再生スラグによる遊歩道の計画では、現場を眺めることができるようです。

豊島ゼミ、3月18日(土)に開講します。
不法投棄された有害産業廃棄物を処理する、この事業の性質とは?
完全無害化処理、リスクコミュニケーション、原状回復、そしてコスト。
豊島住民の闘いとはどういうものだったのでしょうか。
豊島ゼミの講師は、全国の産廃業者の勉強会から講演依頼を受けている
住民運動のリーダーのお一人、石井亨さんです。
公害調停の選定代表人でもあり、社会情勢やごみ問題を含めた豊島事件を話してくださいます。

(Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)

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次回の豊島ゼミ

実施日 :2017年 3月 18日(土)
参加費 : 2,000円 (全て住民会議経費:資料代、バス代、ガイド料)
時 間 : 集合 10:00 豊島交流センター
     解散 12:30 同上

※ 高松-豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
※ 豊島に前泊ならこちらをご覧ください。

■お申込方法■
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・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
・当日移動の場合、どの港から?
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を明記の上
3月 16 日(木)までに
◎NPO法人アーキペラゴ
TEL:087-813-1001
Mail:info@archipelago.or.jp
もしくはお申し込みフォームよりご連絡ください。

概要
http://www.archipelago.or.jp/outline/teshima-seminar.html