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【多島海と私たち】人々は瀬戸内海と、どう関わってきたのか?

2009年10月04日

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写真は、今年8月に開催された女木島の大祭。2年に一度開催される。島の若人たちにかつがれた太鼓台が、島の守り神である住吉神社からゆっくりと練り歩き、海に入り、再びあがってくる姿は、勇壮で感動的だ。

来年2010年、瀬戸内の島々を舞台に、島の文化や歴史、伝統を活かしながら、現代アートの作家や建築家とともに恊働して創りあげていく瀬戸内国際芸術祭が開催されます。
そのことが機会となり、島に渡る機会が少しずつ増えてきた中で、毎日、目にする瀬戸内海の光景は、心を癒してくれるものの一つとしか映っておらず、これほど近い距離に居ながら、島々のことを何一つ知らないままで過ごしてきたことに気づかされました。
そこで、瀬戸内国際芸術祭が始まるまでに、少しでも島々のことについて知っておきたくて、瀬戸内海についての勉強会を開催していくこととしました。
第1回目は、考古学、民俗学を専門とされる乗松真也さんをお迎えして瀬戸内海と私たちがどう関わってきたのかを探ります。
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【多島海と私たち】
人々は瀬戸内海と、どう関わってきたのか?
ー備讃瀬戸の島々の歴史からー
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およそ100,00年前、氷河期が終わり、地球上の海水面の上昇にともなって多くの島々を抱える瀬戸内海が形成されました。以来、人々は瀬戸内海とどのように関わってきたのでしょうか。また、私たちが生きている現在とどう結びついているのでしょうか。瀬戸内国際芸術祭の舞台となる備讃瀬戸を取り上げて、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。特に今回は、それぞれの島単位の歴史ではなく、島と島外との関係に力点を置き、過去の人々の営みをより立体的にイメージできれば、と思っています。
先生:乗松真也氏/香川県埋蔵文化財センター 文化財専門員専門は考古学、民俗学。
これまで、遺跡の発掘調査、博物館での学芸業務、地域に伝承されている祭りや行事の調査などにかかわる。業務のかたわら、文字や記録として残されていない、人々と瀬戸内海との関わりの歴史について研究を行なっている。

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●日時/2009年10月31日(土)15:00から17:00
●場所/こえびポート(高松市兵庫町3−10)
●定員/20名(先着順、ただし会員の方優先)
●お問い合わせ・お申し込み/NPO法人アーキペラゴ 087-811-7707
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小豆島の秋まつりツアーwith小豆島アウトドア倶楽部

2009年10月01日

小豆島が大好きな皆さまが参加される「小豆島アウトドア倶楽部」が企画された「小豆島の秋まつりツアー」に参加させていただくことになりました。10月11日(日)12日(月・祝)の二日間です。ご都合つくかた、ご一緒しませんか?
最初に訪れるのは福田地区の秋祭りです。島では珍しい獅子舞の奉納があります。町の中心部から離れているので島の人でも見る機会が少ないお祭りです。
夕方から開催される中山の春日神社秋祭りで農村歌舞伎奉納は、江戸時代から続くもので島では2つしか残存していないその一つです。月明かりに浮かぶ舞台で演じる役者たちの想いがじんじん伝わってくるものですよ。
参加ご希望の方は下記までご連絡ください。(先着順、5名)
●お問い合わせ、お申し込み

【小豆島の秋まつりツアー】
日時:10月11日(日)12日(月・祝)
場所:小豆島
費用:1万円前後(宿泊費、歌舞伎鑑賞費、夕食弁当代、飲み物別途)
詳細:
●10月11日(日曜日)
09:30 池田港に集合(高松発8:32池田港行きフェリーに乗船してください)
    ※小豆島の方がお迎えにきてくださいます。
10:00 福田到着。
14:00 祭り鑑賞。途中、昼食。
    昼食は梅本水産予定。
※福田の秋祭りだけで帰られる方は池田港まで送ります。
15:30 池田港発 高松行きフェリー
    ※歌舞伎鑑賞に備えて、買い出し
    ※千枚田周辺散策
16:40 中山春日神社到着。農村歌舞伎鑑賞。
※高松へ帰る方
20:10 土庄発フェリー か 
20:50 高速艇に乗船ください。ご好意で送っていただけます。
歌舞伎鑑賞終了後、宿泊先の国民宿舎へ移動
    

●10月12日(祝・月)参加料無料・ご飯は持参
【炊きたて佃煮で白いご飯を味わうプラン】※10人以上で実施
10:10 国民宿舎出発
10:30 工場見学&試食
11:30 昼食
13:30 草壁港発フェリー
14:45 高速艇
16:15 フェリー

●中山農村歌舞伎舞台について
シブヤ大学ツーリズム参照

『黄金色の棚田の中にたつ歌舞伎舞台。』 黄金色の棚田の中にたつ歌舞伎舞台。三味線や太鼓の音に誘われ、手に手に酒や重箱を持った人々が桟敷席に集まり、大人も子どもも一緒に日がな観劇を楽しむ。300年続く小豆島の農村歌舞伎には、まるで江戸時代にタイムスリップしたように、身近な娯楽として人々の暮らしの中に息づく歌舞伎の姿があります。小豆島は、かつては30以上の歌舞伎舞台があり、600・700人もの役者がいたという芸能の島です。今では2つの舞台が残るのみですが、役者はもちろん舞台師や化粧師、義太夫や道具係に至るまですべて地区の人々が担います。農村歌舞伎は、元々、農閑期に土地の神様への奉納芝居として行なわれ始めたものです。