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人工芝、泥落としマットの破片がたくさん漂流中

2017年04月12日

拾ったマイクロプラスチック

拾ったマイクロプラスチック

 上の写真は5月27日土曜日にクリーンアップを予定している東かがわ市の田の浦海岸で拾ったマイクロプラスティック(5mm未満のプラスティック破片)です。ペットボトルキャップに詰め込んでみたので大きさがわかると思います。

 いろんな色がある中で、緑色のひょろりとしたプラスティック破片がありますが、これは人工芝、いわゆる泥落としマットの破片です。香川県の浜辺でしたらすぐに見つかります。満潮時のライン上に数センチおきに漂着していることも多いです。

 体育館やオフィスの入り口なんかに設置しているやつです。それが使われているうちにちぎれて、掃除や何かのおりに地面に落ち、排水溝に流れ込んで川に出て、川を下って海に出て、漂っているうちにたまたま浜辺にたどり着いたものを「拾った」わけです。

 クリーンアップをしてるとよく参加者の方から「誰がこんなに海に来て捨ててるんですかね(怒)!」と聞かれるんですが、実際はその多くが陸域で発生して、それを川が運んで海に出ています。しかも悪意のあるごみばかりではありません。ほんの不注意や普通の生活をしている中でどうしても「ごみ」として出てしまっているものもあります。

「ごみを捨てない」「ごみは拾う」だけでは解決しない問題でもあります。

「俺は絶対ごみを捨てない!」

と思っていても泥落としマットは使うことはある・・・。海ごみの問題は、街の問題であり、実際はみんなが当事者なんだと思います。

田の浦海岸(5月27日10時~12時 ビーチクリーンアップ 田の浦野営場に集合)

※募集は終了しました。

☆一緒に活動してくれる仲間を集めのためにFAVVOにチャレンジ中!!☆
※プロジェクトは終了しました。



人工芝の破片

人工芝の破片

田の浦海岸の様子

田の浦海岸の様子


世界に繋がる、調査を兼ねたクリーンアップ活動とは?

2017年04月11日

みんなでICCによるごみ調査

みんなでICCによるごみ調査

 調査しながらのクリーンアップは一般的には馴染みがないですよね。

 ごみを分類して、専用の「ごみ調査・データカード」に記入して数えていきます。このデータカードは「国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup)」にそっていて、秋のキャンペーン時には世界いっせいに同じやり方で調査をします。

主な大分類は、

・破片
・タバコ
・飲料
・食品
・生活
・大型
・物流
・建築
・医療
・釣り
・水産

で、それぞれがさらに細かく、例えばタバコなら、
・タバコの吸殻フィルター
・タバコのパッケージ・包装
・使い捨てライター

という感じで分類されています。何に由来して発生しているごみなのかを細かく分析できるデータになるわけです。破片化の進行具合を図ることにもなります。

 この調査結果に基づいて、改善のための対策を政府や国際機関、産業団体などに働きかけていく取り組みにつながります。


ICC調査のデータカード

ICC調査のデータカード


ごみの分別と分類調査

ごみの分別と分類調査

 一般的な清掃活動は、けっこう黙々と拾い続けることが多いと思いますが、調査を兼ねる場合は、1チーム5人ぐらいになって、書記係を決めてワイワイガヤガヤと進行します。喋りながらの活動なので、初めての顔合わせでもすぐに打ち解けてしまう感じです。
終わった後の感想は、みんな、「想像してたより楽しかった!」

という人が多くてリピーター率も高いですね。
「次はどこでやるんですか?」


みんなで分類してみよう

みんなで分類してみよう

次は、2017年5月27日土曜日。東かがわ市の田の浦海岸を予定しています。運動会シーズンではありますが、ぜひ予定が空いてる人はご参加くださいね。
田の浦海岸(集合:田の浦野営場)

☆一緒に活動してくれる仲間を集めのためにFAVVOにチャレンジ中!!☆


【モニタリング調査】 2月4日(土)|土器川&沙弥島

2017年01月26日

去年の土器川モニタリング調査


香川の3河川でのモニタリング調査が始まります。

今年のモニタリング調査第1回目は西讃を流れる土器川と坂出の沙弥島での調査です。


土器川の上流・中流・下流、そして、その少し先の沙弥島の海岸で
・ごみの種類
・種類ごとの数
を記録しながらごみを拾います。

ただ『ごみを拾う』だけではありません。


"川沿いのごみ"と言っても、上流・中流・下流ではごみの種類や大きさに違いがあります。
そして、ごみの数も違います。

去年、土器川の中流域を調査した時はタイヤのホイールやマフラーがありました。

今年はどんなものが見つかるでしょう?


モニタリング調査は親子での参加も大歓迎!
ごみ、環境について考えるきっかけになりますね。


詳細はこちら ↓↓↓

<モニタリング調査 土器川&沙弥島>
日 時 : 2月4日(土) 9:00~15:00

集合場所: まんのう町役場琴南支所駐車場に9時集合
     (まんのう町造田1974-1)

調査場所: 土器川の上流・中流・下流と沙弥島

※集合場所、各調査場所への移動は各自お願いいたします。
※動きやすい服装、靴でお越しください。
※防寒対策は各自お願いいたします。

お申込|連絡先 ↓↓↓
クリーンアップかがわ事務局/NPO法人アーキペラゴ
TEL: 087-813-1001 / FAX: 087-813-1002
Mail: info@archipelago.or.jp


【ビーチクリーンアップ リーダー育成講座&モニタリング調査】

2016年12月14日


『拾う』だけでは解決できない海ごみ問題。

海ごみ問題のことを考えたい、問題解決の糸口を見つけたい、仲間と一緒に活動したい方や、どんなごみがあるか調査することに興味のある方、ぜひご参加ください!


1. ビーチクリーンアップやモニタリング調査などの活動を計画&実施したい方へ。

<リーダー育成講座|講義&実習>

講師: NPOパートナーシップオフィス理事 金子 博氏
  (一般社団法人JEAN代表理事|NPO全国水環境交流会理事)
日時: 2017年1月28日(土)9:30~15:00
場所: サンポートホール高松62会議室(講義)
    大的場海岸(実習)

※参加費無料


2. リーダー育成講座を受けた方の実践の場として。また、河川とその先の海岸ごみの調査をしたい方へ。

<モニタリング調査|3河川とその先の海岸で実施>

◆1回目 土器川&沙弥島の調査

日時: 2017年2月4日(土) 9:00~15:00
集合場所: まんのう町役場琴南支所駐車場
調査場所: 土器川の上流・中流・下流と沙弥島


◆2回目 春日川&浦生浜の調査
日時: 2017年2月12日(日) 9:00~15:00
集合場所: 株式会社ゴーフィールド駐車場
調査場所: 春日川の上流・中流・下流と浦生浜


◆3回目 湊川&小磯海岸の調査
日時: 2017年2月25日(土) 9:00~15:00
集合場所: 道の駅みろく
調査場所: 湊川の上流・中流・下流と小磯海岸


※参加費無料


※モニタリング調査は3回開催のいずれか1回への参加も可能です。
※集合場所、調査場所への移動は各自お願いします。
※動きやすい服装・靴でお越しください。
※防寒対策は各自お願いいたします。
※講座及び調査時に撮影した写真はHPなどで利用させていただく場合があります。


<<お申込&お問合せ>>
NPO法人アーキペラゴ/クリーンアップかがわ事務局
TEL: 087-813-1001 |FAX: 087-813-1002
Mail: info@archipelago.or.jp


『目指せ!かがわseaマスター!』 に行ってきました。

2016年07月25日


日本政府と日本財団が推進している『海と日本プロジェクト』。

香川でも『目指せ!かがわseaマスター!』が
7月24日と8月11日の2日に渡って開催されます。

"海ごみ"のことを学び、海の幸をいただくことで海の恵みを知り、拾った海ごみでアート作品を作ります。

7月24日(日)、高松市牟礼町の塩屋海岸で"海ごみ"について学ぶ活動のお手伝いをさせていただきました。



この日、塩屋海岸で課せられたミッションは3つ。

1. ごみを拾うこと
2. お宝探しをすること(これは、ビンに砂と一緒に入れてお持ち帰り)
3. アート作品用の流木を拾うこと

まず、海岸近くの公民館に集まって講師の森田さんが実際に拾った『お宝』を紹介。
よく見ると海岸にはおもしろいものがいっぱいあるんですね。


そして、海ごみを拾うときの注意事項も聞きました。

意外と多いのは注射器や注射針。それから、何か分からない液体が入った瓶やペットボトル。
こんなものを見つけたら自分では触らず、必ず海ごみガイドさんや大人に教えてくださいね。



海岸に出ると、子どもたちはいろんなものに興味津々。

「これ、何ー?」
「それは紋甲イカの甲羅」

「これ、お宝にしよ♪」
「えっ、、、(それ、海藻。きっと臭くなるよ、、)←<心の声>」

約30分ぐらいの短い時間でしたが、30L入りで10袋以上のごみが集まりました。
ペットボトルや洗剤の容器など、身近なごみが多いことに、子どもたちだけでなく大人も驚いていました。



もう一度公民館に集合して、今度は自分が拾ったお宝の紹介とごみ拾いをした感想を言い合います。

みんな、お宝探しをしながらのごみ拾い、とても楽しかったようです。



そんな様子を撮影するTVカメラが。。。

RNCさんの取材です。昨夜のニュースでも流れました。
他の番組でも紹介していただけるかもしれませんね。



そして、締めくくりに、私たちのごみがどうやって海に流れ出るのか?そのごみがどんな影響を与えているのか?私たちには何ができるのか?をお話しました。

最初は落ち着いて聞いていた子供たち。



一生懸命、メモをとる子も。



「ハワイの近くにあるミッドウェー島で死んでしまったコアホウドリのヒナのお腹を見てみると、瀬戸内海や日本から出たごみも出てくるんです。」
という説明が始まったころには、みんなかぶりつき状態。

残酷な写真や痛々しい写真もありましたが、子どもたちの真剣さに驚きました。



これをきっかけに、これからは友達を誘ってごみ拾いをしたり、海水浴に行くときはレジ袋1つ分のごみを拾って帰ったり、いろいろ活動してくれると嬉しいですね。



海ごみについて学んだあとは、海の幸を堪能。

尾頭付きのあじを1人1尾、イカののったサラダ、タコが入った炊き込みご飯。
「骨があるから、、、、」と敬遠されがちなお魚ですが、焼き魚の食べ方を教えてもらうこともできたので、これからはお魚を食べる子どもが増えるかな、と思った1日でした。


夏休みで海水浴に行く機会も増えると思いますが、みなさんも海ごみや海の幸のこを、改めて考えてみてはいかがですか?