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「海ごみリーダーと浦生海岸クリーンアップ!」開催しました!

2023年12月22日

海ごみリーダーと浦生海岸クリーンアップ!

2023年12月16日に、「海ごみリーダーと浦生海岸クリーンアップ!」を開催しました。

かがわ海ごみリーダーとは、香川県知事が委嘱する「香川県海岸漂着物対策活動推進員」の愛称。
県内各地の街・川・海のごみを清掃したり、イベントなどを通した啓発活動を行ったりしています。

今回のイベントでは、海ごみリーダーの谷光承(ヨシさん)が講師を務め、少人数のメンバーで、世界共通の海ごみ調査方法「ICC(International Coastal Cleanup)」に基づいて調査を行いながらごみを拾いました。

拾ったごみがICCのどの項目にあてはまるか判断が難しいときは、ヨシさんを含む海ごみリーダーの方々が教えてくれました。



海ごみ

海ごみリーダーと浦生海岸クリーンアップ!

クリーンアップの様子


クリーンアップの後は、ヨシさんによる海ごみ講座。
そして、クリーンアップ開催に関する参加者のからの相談に対してもアドバイスをいただきました。


海ごみリーダーと浦生海岸クリーンアップ!

ヨシさんによる海ごみ講座


【今回の回収量】

  • 回収重量:11.5kg
  • 回収ごみ袋数:4袋(45Lのごみ袋)

ICC(国際海岸クリーンアップ)調査による多かったごみトップ3
1位 発泡スチロール破片 205個
2位 硬質プラスチック破片 756個
3位 カキ養殖用まめ管(長さ1.5cm) 266個

海外のお酢が入った透明なボトルや、散弾銃の薬莢なども回収しました。

今回の調査の結果は、ICC調査の結果を集計している一般社団法人JEANのホームページにも掲載されています。
https://www.jean.jp/icc/cleanup/results_detail.php?entry_id=6215

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!


第24回せとうちクリーンアップin沙弥島を実施しました‼

2023年10月03日

集合写真


2023年9月23日 土曜日 坂出市沙弥島で海岸クリーンアップを行い、34名の参加がありました。
県内の海岸で年に4回実施している「せとうちクリーンアップ」も今回で24回目となります。

【今回の回収量】
 ■回収重量:120.7kg
 ■回収ごみ袋数:76袋(30Lのごみ袋)
ICC(国際海岸クリーンアップ)調査による多かったごみトップ3
 1位 発泡スチロール破片 1,007個
 2位 ペットボトル     756個
 3位 食品容器       266個


ロープを使ってゆっくり海岸へ


ベテランは最深部へアクセス

最近は、海ごみを拾う活動や人が増えてアクセスがしやすい場所(駐車場、トイレがある、歩きやすい砂浜)はごみが少なくなっているので、アクセスがしにくい海岸や海ごみの大量漂着がある場所を狙って回収活動を行っています。
海ごみリーダー・経験者によるリスクマネジメントを行いながら、難易度を3段階(3カ所)に分けて、調査ごみ拾い。


ペットボトルが非常に多い

海ごみを集めながら調べる

最深部の漂着ごみ

子どもたちは一番アクセスの良い場所で活動を行い、ベテランメンバーはロープを使って崖を降りて、奥地のごみのホットスポットに。
また、回収した多くのごみを足場の悪い磯を運搬してもらいました。


ガッツリごみを抱えて運び出し運搬

どのようなごみがあるか見てみる

破片化して細かくなったごみ

全員でバケツリレー方式で搬出

子どもたちも頑張って運搬

多くの海ごみ回収ができました‼

海ごみの話

参加者と振り返り、感想

活動の最後には、振り返りを行いその中で参加者から「ペットボトルが非常に多くて驚いた」「初めての参加で海ごみのことが知れた」「海ごみが多い場所で回収する意味が分かった」などの意見がありました。
ごみが多くて気になっていた場所の回収が一つできて、気持ちいですね~(^^♪
参加していただいた皆さん、ありがとうございます‼


【参加者募集!】マイクロプラスチックモニタリング調査2022

2022年09月06日

「マイクロプラスチック調査」の募集概要

概 要 県内海岸に落ちているマイクロプラスチックの量や種類など実態を調査します。
対 象 小学生以上(小学生は保護者同伴)
定 員 各15名(先着順)
参加費 無料
主 催 香川県

※複数の海岸へ調査(参加)も可能です。
この場合は、希望する調査海岸名全てを記載してお申込みください。


調査①
【高松市 女木港海岸】
日  時 10月8日(土)9:30~12:00(8:40集合)
集合場所 高松港県営桟橋(チャーター船で高松港から女木港まで移動します)
申込締切 10月3日(月)

調査②
【観音寺市 有明海岸】
日  時 10月10日(月・祝)9:30~12:00(9:20集合)
集合場所 観音寺市総合コミュニティセンター
申込締切 10 月3日(月)

調査③
【高松市 鎌野漁港海岸 】
日  時 10月15日(土)13:00~15:30(12:50集合)
集合場所 鎌野自治会館
申込締切 10月7日(金)

【問合せ先・申込先】
NPO法人アーキペラゴ
電話(087)848-9085 FAX(087)840-3612
e-mail:scf@archipelago.or.jp
※申込時は、FAX又はEメールで参加者全員の氏名、生年月日、連絡先、参加希望日をお知らせください。
※電話でのお問い合わせは月~金(9:00~17:00)にお願いします。




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案内チラシ(PDF:395KB)


第18回せとうちクリーンアップin観音寺を実施しました!

2022年03月12日

クリーンアップの様子


2022年3月12日 土曜日 県内(島しょ部を除いて)で最も多くの海ごみが漂着している場所で海岸クリーンアップを海ごみリーダーの方々や海岸クリーンアップを一緒にしている方々30人と実施しました。
漂着ごみが多い場所でのクリーンアップは効率的な回収ができるため、この場所では今年度2回目になります。


クリーンアップの様子

バケツリレー方式でごみを運び出し

ごみの運び出し、計量

細かく破片化したごみ

カキ養殖用パイプ

クリーンアップで回収した量は90分程で、30Lのごみ袋355袋(ペットボトル92袋、発泡スチロール78袋、カキ養殖用パイプ11袋、その他プラスチック等173袋)594kgになりました‼
因みにカキ養殖に用いられているパイプの本で計算すると、約1,500本分となりました。
(1本あたり約13.8gなので21,200g/13.8≒1536.23本)


集合写真

回収したごみ

非常に多くの海ごみを回収できたものの、ごみが堆積している層が厚いのに加えて、足場が悪く移動や搬出に気を遣う場所だったので、今回の活動だけではきれいになるまでは、まだまだまだ時間足りず、「リベンジ回収を実施したい」などのアグレッシブな声もありました。
多くの海ごみが溜まる場所なので、効率的な回収や破片化してマイクロプラスチックになる前に回収ができる場所なので、定期的な活動としていきたいですね。
参加いただいた皆さんありがとうございます。


Before After

【全体回収量】
重量 594.3kg≒594kg
袋数(約30L) 355袋

【種類別回収量】
ペットボトル     146.5kg (93袋)
発泡スチロール    49.8kg(78袋)
カキ養殖用パイプ   21.2kg(11袋)
その他プラスチック 376.8kg(173袋)


香川で初めてマイクロプラスチックの市民調査を実施しました。

2020年02月24日

2月15日土曜日に坂出市沙弥島海岸でマイクロプラスチック市民調査を行い、いつも海岸クリーンアップ活動をリーダーとして協力していただいている方々など15人が集まりました。
一般社団法人JEANさんが提案・とりまとめをしている全国同一手法による市民調査では、香川県内初の実施になります。
大学や研究機関が海上でマイクロプラスチックの調査は行われているものの、海岸での調査は多く行われていません。
そのため、今回の調査は市民が、海岸で、同一手法が大きな特徴です。


サンプル採取の様子(決まった大きさ容量を採取)

サンプル採取の様子(水に浮かぶマイクロプラスチックを採取)

定量のサンプルを採取をするため、枠で囲った範囲からマイクロプラスチックを含んだ砂を採取します。
種類と個数を調べる方法では、水の中に砂を入れて浮かんできたプラスチックなどを手網ですくって乾燥させた物をサンプルとしました。
また、ふるいを用いて2~5mmの大きさのマイクロプラスチックを直接採取したサンプルは、東京農工大学高田先生の研究室でポリマー分析をしていただきます。


マイクロプラスチックの種類と個数を確認

分類、個数確認の様子

2月23日日曜日は7種類とその他のマイクロプラスチックに分類して、その個数を確認しました。
調査結果は次のようになります。
・レジンペレット84個 ・徐放性肥料カプセル697個 ・人工芝50個 ・硬質プラスチック片143個 ・発砲スチロール346個 ・繊維状片18個 ・フィルム(シート)片76個 ・その他6個


分類したマイクロプラスチック

2mm未満のサンプル(この中にも多くのマイクロプラスチックが含まれている)

今回の調査で個数確認をしたのは目視で分類ができる2~5mmでしたが、2mm未満のサンプル内にも多くのマイクロプラスチックが混ざっていました。
ここまで細かくなると、回収困難になるため破片になる前の回収や環境中に出さない発生抑制が必要であることをあらためて感じました。


余分な木くずを取り除く(ポリマー分析用)

色々なマイクロプラスチック

調査結果を表、グラフにしたものが下になります。
同時期に東かがわ市(田の浦海岸)で行った調査結果も記載しています。


調査結果