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水田で使われたポリエチレン製の肥料カプセルが大量に海に流出している現実

2017年04月25日

この漂着物は何だろう?

この漂着物は何だろう?


上の、まったくピントが合ってない(汗)写真はなんだと思いますか?高松市の屋島近辺の浜辺で拾ってきたものです。直径は2,3mm。パッと見は砂粒や草の実の殻と見分けつかないのですが、目が慣れてきたら大量に見つかります。屋島の浦生海岸なら1平方メートルに100個は見つかるんじゃないですかね。

さて、これはなんでしょう?ってタイトルに答え書いてますね。


徐放性肥料カプセル(被覆肥料カプセル)

徐放性肥料カプセル(被覆肥料カプセル)

 これは、「徐放性肥料カプセル(被覆肥料カプセル)」と言いまして、化学肥料をポリエチレンなどのプラスティックでコーティングしたものです。稲作では大量に利用されていますが、家庭菜園などでも使われています。

一般社団法人JEANさんのサイトのごみ辞典から引用させてもらいます。

「レジンペレットによく似た2〜3mm程の球状の粒。中空で、指で押すとつぶれる。白、グレイ、黄褐色などがあり、草の実や生物の卵の殻のようにも見える。材質の多くはポリエチレンで、化成肥料をコーティングし、作物の生育にあわせてすこしずつ中の肥料が溶け出す仕組みになっている。化成肥料を直播すると、すぐに水にとけて流れてしまうため、コーティングによって肥料の無駄と追肥の手間を省くもの。日本では昭和52年ごろから稲作用を中心に、野菜や果樹、園芸用などに使用されている。」


 二枚目以降の写真は昨年、近所の水田で撮影したものですが、長年使用してきた徐放性肥料カプセルが、大量に水田の中にもたまっていて、これが田起こしされて表面に出てきて、水を張ったところに浮いている様子です。これらが水を抜いたり、雨でオーバーフローした時に川に出て、海に流出します。

 生分解性の肥料カプセルも増えてはいますが、分解されない徐放性肥料カプセルは、さらに破片化が進み、目に見えないサイズとなり、マイクロプラスティック問題の一因となっていきます。環境省のレポートも出ていましたが、特に閉鎖的な水域では過去に使われていたPCBなどの有害物質を吸着して高濃度化し、それを小魚が誤食している現実も。


徐放性肥料カプセル(被覆肥料カプセル)

徐放性肥料カプセル(被覆肥料カプセル)

 先日のカキ養殖用パイプもそうですが、お米などの主食にさえ、美味しく食べている食材の背景には大量に流出しているプラスティックごみの問題があります。しかも回収がほんと困難なマイクロプラスティックのごみたち・・・。
有害物質を吸着して小魚に食べられ、それを大きな魚が食べて、その先には人間の胃袋へ。科学的なアプローチがまだまだ足りないですし、健康被害の報告はありませんが、有害物質が口に入るルートになっていることは現実です。

どうしていけばいいんでしょうねぇ・・。

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