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ドングリランドクリーン作戦に参加してきました!

2017年04月24日

ドングリランドクリーン作戦 集合写真

ドングリランドクリーン作戦 集合写真


 4月2日日曜日に、高松市南部の西植田町にあるドングリランドにて開催されたクリーン作戦に参加してきました。2000年に始まったドングリランドのクリーン作戦。当時は不法投棄された粗大ごみがそれこそ山のようにあって、重機も繰り出しての大掛かりなものでしたが、回を重ねるにしたがってごみの量も減ってきて、パッと見た感じでは美しい里山風景が維持できています。ごみの問題は継続がほんと大事ですね。

 そんな17回目のクリーン作戦。上の写真を見ていただいたらわかるように、主力部隊は普段「森のようちえん」や未就学児向けイベントの「お山歩隊」の子供たちとそのパパ、ママ。どうしても子供たちに手がかかるので、今日はのんびりした春のイベントになりそうやなぁ・・・と考えていた僕は浅はかでした・・・。


ごみを拾う子どもたち

ごみを拾う子どもたち

 道端のごみはそんなにないんですが、県道から目を下にやると不法投棄されたごみが散乱してます。森の奥のほうにはかなり古い年代のごみも埋もれていそう。そんな急斜面を前にして、大人でも怯むところを、3歳、4歳の子供たちががんがん登ったり下ったり、ごみめがけて突進!(ちゃんと安全管理はしています)


クリーン作戦の様子

クリーン作戦の様子

 さすが、0歳児から毎日のように森で遊んでるので、足腰の使い方が上手い。あと感動したのが、僕なら自分の子供に「ほら、次はこっちの木に掴まって、足はここに置いて・・・」などと口出ししてしまうところを、森のパパ、ママたちは、にこにこ見守るだけで自分たちは自分たちで戦闘力高くごみを拾いまくってます。


回収したごみ

回収したごみ

 1時間ちょっとで予想以上の大量のごみが回収できました!

ここは高松市東部を南北に流れる春日川の源流域。

 放置しておけば特にプラスティックごみは何年もそこに存在することになります。そして、台風などの大雨の時に下流に下り、海に流出します。美しいごみのない森を維持することは、川や海、そして鳥などの地球の仲間たちを救うことに繋がっています。

 不法投棄をさせない仕組みづくりとともに、そこにあるごみを回収する努力も継続しないといけません。森でも川でも街でも海でも、チャンスがあればクリーンアップを進めましょうぞ!


作業後のしっぽくうどん

作業後のしっぽくうどん

 いっぱい動いたあとは、美味しいふるまいのしっぽくうどんをいただきました。野菜たっぷりでめちゃくちゃうまい。


しっぽくうどんを食べる子どもたち

しっぽくうどんを食べる子どもたち

 たくさんごみ拾って達成感たっぷりのちびっこたちも、美味しくしっぽくうどん、いただきまーす!

☆一緒に活動してくれる仲間を集めのためにFAVVOにチャレンジ中!!☆


FAAVOにて仲間を募集中

FAAVOにて仲間を募集中

≪ビーチクリーンアップ催しの案内≫
「せとうちクリーンアップin田の浦」
5月27日 10時~12時 田の浦野営場に集合


ビーチクリーンアップ催し 会場案内

ビーチクリーンアップ催し 会場案内


【参加者募集】せとうちクリーンアップin田の浦

2017年04月22日

せとうちクリーンアップin田の浦 募集の案内

せとうちクリーンアップin田の浦 募集の案内


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 参加者の募集です。
 第1回目のキックオフイベントとして世界環境デー(6月5日)直前の5月27日に東かがわ市の田の浦海岸でビーチクリーンアップと海ごみ調査を行います。
みなさんのご参加を待っています。

活動名:2017年 第1回せとうちクリーンアップin田の浦
    ~美しい海を瀬戸内から そして子どもたちへ~

目的・趣旨
 瀬戸内海をもっときれいに!もっと親しみが持てる場所に!!そしてこの美しい自然環境を子どもたち世代まで残せるようにしませんか?
せとうちクリーンアップフォーラム(SCF)では、海ごみが大量に漂着している重点ポイントを中心に年4回の大規模なクリーンアップの実施を計画しています。
 
日 時:2017年5月27日(土)9:30(受付)10:00~12:00 (中止の場合は7月1日(土))
場 所:集合場所 田の浦野営場 香川県東かがわ市引田3017-2
清掃場所 田の浦海岸周辺
参加費:無料
対象(参加人数):どなたでも参加できます(100人)
参加〆切:5月19日(金)(参加は、E-mail又はFAXでお申込みください)
主 催:せとうちクリーンアップフォーラム(SCF)
後 援(予定):香川県、東かがわ市、四国新聞社
準備物:帽子、タオル、飲み物、動きやすい靴・長靴、雨具、軍手(お持ちの方)
使い捨てじゃないマイカップ、マイ箸、マイボトル(お持ちの方)
※カップは深めの物(汁椀など)がおすすめです。

(スケジュール)
時 間 活動内容
09:30  受付開始
10:00  開会、オリエンテーション
10:15  ビーチクリーンアップ&海ごみ調査 開始
     (拾うだけでない!海ごみを調べてみよう!! お宝もあるかも・・・)
11:30 炊き出し 提供 『海のガイド飯』
12:00 ビーチクリーンアップ&海ごみ調査 終了

【備考】
・車で来場の方は、駐車場に限りがありますので
 お乗り合わせください。
・帽子、飲み物など熱中症対策をお願いします。
・少雨実施。荒天時は中止します。

<お問合せ、お申込み先> 時間 月~金 9時~17時
せとうちクリーンアップフォーラム(NPO法人アーキペラゴ)
住 所:香川県高松市南新町4-9 2F
E-mail:scf@archipelago.or.jp
連絡先:Tel.087-813-1001 / Fax.087-813-1002


里や街のごみを川が海へ運ぶ

2017年04月21日

流れ着いた様々なごみ(河川)

流れ着いた様々なごみ(河川)


 海岸でクリーンアップ、特に調査をしていてわかるのは、海で発生したごみもありますが、かなりの量が陸で発生したごみであることです。人工物以外の漂着物を観察しても、どんぐりや胡桃、松ぼっくり、そしてため池からやってくるヒシの実など、山や森からやってきたものが多いです。 つまり、山や里や街のごみなどを川が運んでいることが想像できます。


たまっているごみの様子

たまっているごみの様子

 香川の川はあんまり水量が豊富ではありませんので、普段は川岸にたまっている状態ですが、これが台風などの大雨の時に、一気に海まで流れ出ます。この「川岸にたまっている」状態の時に拾えばいいじゃん、と思うかもしれませんが、川ごみの清掃は浜辺に比べてほんと大変です。アプローチも大変ですし、子供たちの安全管理もレベルが上がります。足元悪い中で川岸の林の中に入っていってごみを拾うことはエネルギーがかなり必要です。

 それでも海に出る前にできるだけ回収することは重要です。海に出てしまえば、運よく浜辺に漂着すれば回収も可能ですが、海底に沈んだり、外洋に出てしまっては厳しい状況になります。香川でも県主導で「リフレッシュ「香の川」パートナーシップ事業」などが実施されてますが、ぜひお近くの川でこういった取り組みに参加してみてください。


陸域から海へ運ばれてきた看板

陸域から海へ運ばれてきた看板

 さて、この写真は数年前に男木島の浜辺に落ちていた看板です。東植田校区ってことですから、公渕森林公園の近く。東植田の人が、わざわざこの看板を引っこ抜いて、フェリーに乗って男木島まで捨てに来るわけはありませんから、この看板は大雨の時に、東植田から朝倉川、春日川を経て瀬戸内海に出て、河口の延長線上の男木島の浜辺にたどり着いたものと推測します。ものすごい力です。やはり、川がいろんなものを運ぶんですねー。

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FAAVOにて仲間を募集中

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ビーチクリーンアップ催し 会場案内

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浜辺にはたくさんのお宝が落ちてます!

2017年04月20日

お宝!? ダッコちゃん人形と銃を構えた星野鉄郎

お宝!? ダッコちゃん人形と銃を構えた星野鉄郎

 クリーンアップで浜辺に行ったときは必ず「お宝探し」とセットで活動するようにしています。参加者の目を肥えさせるために、クリーンアップ&お宝探しに入る前に、例としての僕の「お宝」を披露することが多いです。ガラスの浮き玉や珍しい貝などはみんな歓声上がります。誰が見てもだいたい「お宝感」がありますからね。

 ところが、瀬戸内海だと生活の香りがまだまだぷんぷんの漂着物が多くて、僕の場合は自然と「おもちゃ」などに目が行くことが多いです。他人から見るとただの「ごみ」。だけど、拾った本人の価値観からは「お宝」なので、披露してるときも、子供たちからは歓声上がるも、大人からは失笑だったり、逆に大人からは歓声上がるも、子供たちからは「何だそれ?」みたいな反応も(笑)

 ビーチコーミングの醍醐味は、海を通じて「場所」を超えて来ることも多いんですが、「時間」をも超えて漂着することもあります。それが面白いですね。

上の写真は懐かしいダッコちゃん人形と、戦士の銃を構えた星野鉄郎。

ほら。どこがお宝か反応に困る人出てますよね(笑)


色々な場所から流れてきたライター

色々な場所から流れてきたライター

 海で繋がってることは理屈ではわかるんですが、それを実感できる指標がいくつかあります。ため池などを利用した打ちっぱなしのゴルフセンターのゴルフボールや、いわゆる使い捨てライター。これらは運がよければ配布したゴルフセンターやお店の名前が印字されているので、「捨てられた」場所では正確にはありませんが、「配られた」場所はある程度特定できます。香川県でも京都や奈良、兵庫県、広島に大分と、いろんなところから漂流してきたライターを拾うことができますよ。


漂着物コレクションのキューピー

漂着物コレクションのキューピー

 特定の漂着物をコレクション的に集中して拾うのも面白いです。僕の場合もいくつか強化アイテムあるんですが、キューピーさんはこんな感じ。耳の形の違いや表情の違い、劣化によるホラー人形化など奥が深いですよ(笑)

 みなさんもぜひお宝探し、ビーチコーミングに出かけてみませんか?で、ついででいいので、小さな袋一杯でいいので、漂着ごみも拾ってきてください。声かけてくれればいつでもお供いたします!



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FAAVOにて仲間を募集

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ビーチクリーンアップ催し会場案内

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漂流するカキ養殖用パイプたち

2017年04月19日

牡蠣養殖に使われるプラスティック製のパイプ

牡蠣養殖に使われるプラスティック製のパイプ

牡蠣の美味しいシーズンはそろそろ終わりなんですかね?

みんな大好きですよね。牡蠣。

ところが、その養殖過程においてはプラスティック製(ポリエチレン製)のパイプがたくさん使われて、それが流出し海洋ごみとなり、瀬戸内海だけでなく太平洋にも漂っています。


漂着した牡蠣パイプ(まめ管)

漂着した牡蠣パイプ(まめ管)

 まず、牡蠣の赤ちゃんを採苗するときに、ポリエチレン製のまめ管というものを使います。
まめ管+ホタテ貝殻+まめ管+ホタテ貝殻+まめ管+ホタテ貝殻+まめ管・・・・というようにして、これを産卵期の海中に吊るしておくと赤ちゃんが付着するのです。


牡蠣養殖の様子

牡蠣養殖の様子

 牡蠣が大きくなってきたら、今度は長さ約20cmのポリエチレン製パイプに替えて、それを沖の筏に吊るします。広島で採用されているこの方法の場合、ひとつの長さ9mの針金に40枚のホタテ貝殻を吊るします。またひとつの筏でこの針金を600本吊るすそうなので、ひとつの筏で24,000本のカキ養殖用のプラスティックパイプが使われるわけです。

これが荒天などで破壊され流出することになります。

 香川県では冬場など北西風が吹いてる期間だと、まめ管とロングなパイプが200mの北向きの砂浜で300個ぐらいは楽に拾えるでしょう。それが太平洋などに流出して、遠い島にまで漂流、漂着しているのです。死んだコアホウドリの雛のお腹の中からも出てくるメジャーなプラスティックごみです。


死んだコアホウドリの雛のお腹の中からも出てくるプラスティックごみ

死んだコアホウドリの雛のお腹の中からも出てくるプラスティックごみ

 だからと言って牡蠣を食べるな!というわけではないのですが、今の方式のカキ養殖が変わらない限り、なかなか減らないプラスティックごみのひとつです。今度牡蠣を食べたなら、その個数分ぐらい目標に、浜辺に行ってまめ管やパイプを拾いませんか?浜辺に行って落ちてなかったことはほぼありませんので間違いなく拾えます。

参考■広島市水産振興センター

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