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せとうちの島々で海ごみを調査しよう!(櫃石島)を実施しました

2019年12月10日

櫃石島で海ごみを調査 集合写真

 11月30日土曜日 坂出市の櫃石島で「せとうちの海ごみを調べよう」を実施(香川県主催)しました。
櫃石島は瀬戸大橋が架かる島のうち一番北側に位置する島で、島民以外の人は自家用車で乗り入れが出来ないため、ほとんどの参加者が初めて行く島になりました。


リーダーによる説明


 北側海岸から調査をスタートして、海ごみリーダー育成講座の参加者の新川さんがリーダーを務めてICC(国際海岸クリーンアップ)手法の説明を行った後、4グループに分かれて調査を行いました。


調査&クリーンアップの様子(調査場所①)

非常に多いペットボトル(調査場所①)

 写真からも分かるように、海岸の上部には非常に多くのペットボトルや発泡スチロール破片などが漂着していました。
ICC調査結果で多かった品目は①ペットボトル636個 ②発泡スチロール破片96個 ③プラスチック・発泡スチロール梱包材61個となりました。
 ごみが非常に多かったので、回収のみをする時間を設けてクリーンアップを行い、45袋(45L袋)回収しました。(このうちの約30袋がペットボトル)


カキ養殖で使われるパイプ

マイクロプラスチックも非常に多い

 よく見ると、大きなごみ以外にもカキ養殖で使われているまめ管やパイプ、破片化したマイクロプラスチック(レジンペレット、肥料カプセル、発泡スチロール破片など)も多くありました。


海をながめながら昼食

調査&クリーンアップの様子(調査場所②)

 南側海岸では大きなごみは少なかったものの破片になったプラスチックやペットボトルキャップが多くありました。
 ICC調査結果で多かった品目は①ペットボトルキャップ364個 ②食品容器125個 ③カキ養殖用まめ管100個になりました。


破片化したプラスチックが多い(調査場所②)

 参加者からは「1ヶ所目の海岸はペットボトルや発泡スチロール破片の多さに驚いた」「まだまだ小さく破片になっているごみが多くて全部拾うのは大変」「思っている以上にごみ(プラスチック)の種類が多かった」などの声がありました。
 また、「自分たちでも活動を行いたいけどやり方が分からない」「ごみを拾うのも大切だけど出さない工夫をすることが大切だと感じた」などの声もありました。
 今回の活動でも多くの気づきがあり、次の活動へつながっていくのが楽しみです。


ICC調査結果(調査場所①)


ICC調査結果(調査場所②)