香川漆芸のおはなし

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香川漆芸のおはなし

12/6(土)「受け継がれる技の美」ギャラリートーク開催

2014年11月22日

香川県文化会館で開催中の香川県漆芸研究所創立60周年記念展
「受け継がれる技の美」のギャラリートークが12月6日に開催されます。
解説者は、香川県指定無形文化財蒟醬保持者の大谷早人さん
大谷さんは、男木島のご出身です。
かつての男木島中学校の生徒であった時、
赴任された太田儔先生が男木島で作る作品に感動されて
漆芸の道を歩むことになりました。

太田儔さんは、籃胎の技術を研究され、
途絶えようとしていた香川漆芸の籃胎蒟醬を蘇らせた方です。

香川漆芸の祖といわれる玉楮象谷の作品から、
磯井如眞、音丸耕堂の重要無形文化財保持者の作品をはじめ
香川県漆芸研究所の歴代の講師陣や、修了者たちの作品を一堂に
観ることができる機会は、多くはありません。

ギャラリートークは12月6日14時から香川県文化会館で行われます。
参加料・申し込みは不要です。
14時までに、香川県文化会館、1階へお集まりください。



香川県漆芸研究所創立60周年記念展「受け継がれる技の美」12月7日まで開催

2014年11月22日

11月21日、香川県漆芸研究所創立60周年記念展「受け継がれる技の美」の開会式が香川県文化会館で開催されました。香川漆芸の祖といわれる玉楮象谷から、中興の祖と称される磯井如眞、そして音丸耕堂ら重要無形文化財保持者の作品をはじめ、漆芸研究所歴代講師と修了者65人の作品71点が一堂に展示されています。12月7日まで開催。この機会に足をお運びください。





11月13日は、漆の日!男木島の小中学校に漆のお椀進呈。

2014年11月14日

11月13日は、漆の日。男木島の小中学校に漆の家代表の北岡省三先生から、男木島漆の家で塗り直したお椀を全校生6人にプレゼントしました。
このお椀はもともと明治頃のもので福井か石川の漆器だったようです。2013年に漆の家で塗り直して新品同様、しっかりした木のくり抜き。
男子には黒、女子には赤のお椀。
漆のお椀は、抗菌性があって、木だからあったかいものが冷めないよ、日常で使ってくださいね、縄文時代から漆は日本人の大切な友達です、と、先生からお話ししてもらいました。



香川県漆芸研究所 研究生・研究員募集

2014年11月05日

創立60周年を迎える香川県漆芸研究所。
「平成27年度研究生・研究員」の募集が開始されました。

同じような研究所は、全国に香川輪島の2カ所のみ。
輪島にある研究所を修了したのち、香川の研究所へ入る人もいるようです。

香川県漆芸研究所では、
素地作り(形をつくる)から髹漆(漆を塗る)、デザイン、彫りまで、
一つの作品や漆工品を作るために必要な全ての工程の実習、研究をおこなっています。

香川漆芸の3技法(蒟醬・存清・彫漆)の漆芸実習はもちろん、
日本画・素描・造形・木彫・籃胎・髹漆・木工・茶道の課程もあります。

そして、もう一つ、香川県漆芸研究所の大きな魅力の一つは、
重要無形文化財保持者(人間国宝)から直接指導を受けることができること。

技のみならず、人間国宝の生き方や、ものの見方、美しいものの探求・創造...。
漆芸のみならず、生きていくために大切なことを学ぶこともできるでしょう。

チャンスは(研究生は)35歳まで。
詳しくは、こちらをご覧ください。