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海ごみリーダー養成講座を開催しました!!

2019年11月24日

プラスチックによる海洋汚染の問題について説明

11月10日日曜日 直島で海ごみリーダー養成講座(香川県主催)を行いました。
一般社団法人JEANから小島あずさ氏を講師に迎えて、参加者20人と一緒にプラスチックによる海洋汚染問題について最新の情報やICC(国際海岸クリーンアップ)手法、海岸のごみの量を把握するための指標評価の方法を学びました。
参加者には、海ごみを減らすための取組みをしている人や、これから環境活動(企業のCSR活動、地域の活動)を行いたいと考えている人が多くいました。


生き物への影響について

プラスチックごみによる海洋汚染の問題にうち、生物への影響として「誤食」「からまり」の問題について話がありました。ウミガメが食べているクラゲとレジ袋などが似ているため、誤って食べることがあるようです。実際にウミガメが誤って食べたレジ袋などがお腹の中から出てくる事例がいくつかあるようです。


絡まりによる問題を分かりやすく伝えるデモンストレーション

絡まりの問題を誰にでも分かりやすいように説明する、デモンストレーション。網に絡まってしまうと手を使えない生き物は簡単に取れないのが分かります。


ICC調査の目的や特徴について説明があり、世界共通の方法で調べ、ごみを元から出さない仕組みをつくるためにデータを活用することや、調べることを通じて、ごみ問題への気付きを促す事などの紹介がありました。


海岸で実習の様子

ICC調査の様子

破片化したごみが多い

午後からは海岸に出てICC調査と指標評価の実習です。
見た目には海岸にごみは少ないものの実際拾って調べてみると、破片化したプラスチックや発泡スチロール破片、カキ養殖で使用されるマメ管などが多くありました。


集合写真

参加者からは「破片になったごみが思った以上に多くて全部拾うのは大変」「今回学んだ事を他の人に伝えたい」などの声がありました。
今後、受講していただいた方々が色々な場所や立場でリーダーとして活動が進められて行く事が楽しみです。


ICCの調査結果

ICC調査結果で多かった品目としては、①発泡スチロース破片が518個、②プラスチックシートや袋の破片218個、③カキ養殖用マメ管188個になりました。